イラストレーターの塗り足しについてお探しですね。
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イラレの「塗り足し」って何?初心者でもわかる設定方法を解説
Illustrator(イラレ)でチラシや名刺を作るとき、必ず出てくるのが「塗り足し」や「裁ち落とし」という言葉。
印刷会社に入稿したら「塗り足しが足りません」って言われて、「え、何それ?」ってなった経験、ありませんか?この記事では、塗り足しの意味から、なぜ3mmはみ出させる必要があるのか、そしてIllustratorでの具体的な設定方法まで、わかりやすく説明していきます。
これを読めば、印刷データの基本がバッチリ理解できて、入稿のやり直しも防げますよ!
「塗り足し(裁ち落とし)」って何?なぜ必要なの?
Illustratorの「塗り足し」とは、完成サイズ(実際に切り取られる大きさ)よりも外側に、背景の色や写真をはみ出して配置しておく部分のことです。
「裁ち落とし」とも呼ばれますが、基本的に同じ意味だと思ってOKです。
印刷物って、大きな紙に何枚分かをまとめて印刷してから、あとで機械で切り分けて完成させるんです。
このカット作業のとき、もし背景色や写真がピッタリのサイズにしか配置されていなかったら、ちょっとでも切る位置がズレると、紙の白い部分が端っこに見えちゃうんですね。
これが「白フチ」問題です。
この白フチを防ぐための「保険」が、塗り足しなんです。
カット位置が少しズレても大丈夫なように、あらかじめ外側まで余裕を持たせてデザインを広げておくわけですね。
Webデザインだと画面サイズぴったりに作ればいいけど、紙の印刷物は物理的にカットするので、どうしてもズレが出ちゃう。
だから塗り足しが必要なんです。
なんで「3mm」なの?印刷現場の事情
塗り足しは「3mm」が業界の基本ルールになっています。
でも、なんで3mmなんでしょう?
実は、印刷会社の裁断機って、すごく精密な機械なんですが、一度に何百枚、何千枚もの紙を重ねて一気にカットするので、どうしても少しズレちゃうんです。
しかも、紙って湿気や温度、印刷機の熱で微妙に伸びたり縮んだりするんですよ。
最新の機械でも、1〜2mmくらいのズレは避けられないのが現実なんです。
もし塗り足しが1mmしかなかったら、紙が伸び縮みしたり、カット位置がズレたりしたときに、結局白フチが出ちゃいますよね。
だから、どんなズレにも対応できる「安全圏」として考え出されたのが「3mm」なんです。
上下左右それぞれに3mmあれば、普通の印刷工程で起こるズレは全部カバーできます。
だから、ほとんどの印刷会社が「上下左右3mmの塗り足し」を必須条件にしているんですね。
Illustratorでの塗り足し設定方法
Illustratorで塗り足しを設定するのは、実はとっても簡単です。
新しくデータを作るときでも、作った後でも設定できますよ。
新しくデータを作るとき
新規ドキュメントを作る画面で、完成サイズ(A4とか)を入力したら、その下に「裁ち落とし」っていう項目があります。
ここの「天・地・左・右」を全部3mmにしてから、作成ボタンを押してください。
すると、白いキャンバス(アートボード)の外側に赤いガイドラインが表示されます。
この赤い線が塗り足しの境界線です。
背景色や端まで見せたい写真は、この赤い線までしっかり広げて配置しましょう。
すでに作ってあるデータの場合
もう作り始めちゃったデータでも大丈夫。
メニューの「ファイル」→「ドキュメント設定」を開いて、裁ち落としの数値を全部3mmに変更してOKを押すだけです。
ただし!設定しただけでは終わりじゃありません。
赤いガイドラインが表示されたら、背景や画像がちゃんと赤い線まで届いているか確認してください。
届いていなかったら、手動でオブジェクトを引き伸ばして、赤い線まで満たすように調整する必要があります。
**設定の流れまとめ:**
– 新規作成時:ファイル → 新規 → 裁ち落とし項目を「3mm」に
– 既存データ:ファイル → ドキュメント設定 → 裁ち落とし項目を「3mm」に
– 共通:設定後、赤い線まで背景や画像を必ず引き伸ばす
よくある失敗と注意点
塗り足しを作るとき、初心者がよくやっちゃう失敗があります。
**一番多いのが、背景を広げるついでに、大事な文字やロゴまで外側に動かしちゃうミス。
**塗り足しの部分は「切り落とされる前提」なので、赤い線まで広げた部分は最終的には残りません。
だから、読ませたい文字や見切れちゃ困るロゴは、逆に完成サイズから内側に3mmくらい余裕を持たせた「安全圏」に配置する必要があるんです。
外側の塗り足しと、内側の安全マージン、両方を意識するのがポイントです。
**もう一つよくあるのが、写真のサイズが足りなくて、無理やり引き伸ばしちゃうパターン。
**これをやると、写真の比率がおかしくなったり、画質が荒くなったりします。
写真を端まで配置するデザインを考えるときは、最初から塗り足し分(+3mm)を考えた大きめの画像を用意しておくのが基本です。
どうしても画像が足りない場合は、Photoshopで画像の端を自然に拡張するなどの工夫が必要になります。
入稿する前に、PDFで書き出して、赤い線の位置と大事な要素の配置を最終チェックする習慣をつけると、印刷ミスをグッと減らせますよ。
**注意点まとめ:**
– 切れて困る文字やロゴは、完成位置から内側3mm以内に収める
– 配置する画像は、最初から塗り足し分を含めた余裕のあるサイズを用意
– 入稿前に全体をチェックして、意図せず引き伸ばされた部分がないか確認
これで塗り足しの基本はバッチリです!最初は面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば自然にできるようになりますよ。
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