イラストレーターでPDFのトンボを消す方法をお探しですね。

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Illustratorで不要なトンボが消せない!入稿用PDFの正しい作り方を解説

Illustratorでデザインを完成させて、いざ印刷会社に入稿しようとしたとき、「あれ?トンボ(トリムマーク)が選択できない…消せない!」「PDFってどうやって保存すればいいの?」と困ってしまう方は意外と多いんです。

入稿データの作成は、印刷の仕上がりを左右するとても大切な作業です。

設定を間違えると、思っていた仕上がりと違ってしまったり、印刷会社から「データを作り直してください」と言われて納期が遅れてしまうこともあります。

この記事では、Illustratorで不要なトンボをきれいに削除する方法と、印刷トラブルを防ぐための正しい入稿用PDFの作り方を、わかりやすく説明していきますね。

どうしてトンボが消せないの?その理由を知ろう

Illustratorで作ったトンボが選択できなくて、Deleteキーを押しても消えない…そんなときは、トンボの作り方に原因があります。

実は、Illustratorでトンボを作る方法には大きく分けて2種類あるんです。

**①「オブジェクト」メニューから作る方法**
普通の図形や線と同じように、独立したデータとして作られます。

選択ツールでクリックすれば簡単に選択・削除できます。

**②「効果」メニューから作る方法**
こちらは、元のオブジェクトに「見た目だけ」トンボを追加する方法です。

影やぼかしのような「効果」として扱われるため、トンボの線そのものは選択できません。

消せないトンボに困っている方のほとんどは、②の「効果」で作ったトンボなんです。

この場合、「見た目だけの効果」を「実際の線データ」に変換する作業が必要になります。

消せないトンボを削除する方法【ステップ解説】

それでは、「効果」で作ってしまったトンボを削除する手順を見ていきましょう。

ここで使うのが「アピアランスの分割」という機能です。

手順1:元のオブジェクトを選択する

まず、選択ツール(黒い矢印)で、トンボの効果がかかっている元のオブジェクトを選びます。

多くの場合、仕上がりサイズに合わせて作った長方形などです。

もし選択できない場合は、レイヤーパネルを開いて、鍵マーク(ロック)がかかっていないか確認してみてください。

手順2:アピアランスの分割を実行する

オブジェクトを選んだ状態で、画面上部のメニューから

**「オブジェクト」→「アピアランスの分割」**

をクリックします。

これで、見た目だけだったトンボが、実際の線データに変わります。

手順3:グループを解除してトンボだけ削除する

アピアランスの分割をすると、元のオブジェクトとトンボがグループ化された状態になっています。

このままDeleteキーを押すと、元の図形まで消えてしまうので注意!

トンボだけを削除するには、次のどちらかの方法を使います。

– **方法A**:「オブジェクト」→「グループ解除」を選んでから、トンボだけを選んで削除
– **方法B**:グループ選択ツール(白い矢印に+マークのアイコン)でトンボの線だけをクリックして削除

これで、不要なトンボがきれいに消せました!

印刷会社に喜ばれる!入稿用PDFの正しい作り方

トンボの整理ができたら、いよいよ入稿用PDFを作成していきます。

PDFの設定を間違えると、色が変わってしまったり、レイアウトが崩れたりするトラブルが起きるので、しっかり確認しながら進めましょう。

PDFの保存手順

**「ファイル」→「複製を保存」(または「別名で保存」)**を選んで、ファイル形式を**「Adobe PDF」**にして保存ボタンを押します。

大切な設定①:PDFプリセットを選ぶ

保存画面が開いたら、一番上にある**「Adobe PDFプリセット」**を確認してください。

印刷会社では、主に次の2つの規格が使われています。

– **PDF/X-1a**:昔からある安定した規格。

透明効果は自動的に分割されます
– **PDF/X-4**:新しい規格。

透明効果を保ったまま高品質な出力ができます

どちらを選ぶかは、利用する印刷会社の指定に従いましょう。

最近は「PDF/X-4」を推奨するところが増えています。

必ず印刷会社のWebサイトなどで確認してくださいね。

大切な設定②:トンボと裁ち落としを設定する

プリセットを選んだら、左側のメニューから**「トンボと裁ち落とし」**をクリックします。

ここで設定するのは次の2つです。

**✓「トンボ(トリムマーク)」にチェックを入れる**
→PDF出力時に自動でトンボが追加されます

**✓「裁ち落とし」の上下左右すべてを「3mm」に設定する**
→印刷時の断裁のズレに備えて、デザインを3mm外側まで伸ばしておく設定です

この「裁ち落とし(塗り足し)」は超重要!設定を忘れると、印刷したときに紙の端に白いフチが出てしまう可能性があります。

印刷会社から「データを作り直してください」と言われる原因No.1なので、必ず確認しましょう。

設定が終わったら**「PDFを保存」**をクリックして完了です。

PDFを保存した後の最終チェックリスト

PDFができたからといって、そのまま送信するのはちょっと待って!必ずAdobe Acrobatなどで開いて、最終確認をしましょう。

チェック①:トンボは正しく配置されているか

四隅にトンボがちゃんと表示されているか確認します。

もし、Illustratorで手動で作ったトンボが残ったまま、PDF保存時にもトンボを追加していると、「二重トンボ」になってしまいます。

これは印刷時の断裁位置がわからなくなる重大なエラーなので要注意です。

チェック②:裁ち落とし(塗り足し)はOK?

仕上がりサイズより3mm外側まで、背景の色や写真がしっかり伸びているか確認してください。

チェック③:文字や画像に問題はないか

– フォントが正しく埋め込まれているか(文字化けしていないか)
– 画像が粗くなっていないか
– 画像のリンク切れで表示されない部分がないか

チェック④:白い部分が消えていないか

白い文字や図形に「オーバープリント」という設定が誤ってかかっていると、印刷したときにその部分が消えてしまう(白抜けする)トラブルが起きることがあります。

まとめ

これらのポイントを一つひとつ確認すれば、印刷会社とのやり取りもスムーズで、予定通りにきれいな印刷物が完成します。

最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば大丈夫!この記事を見ながら、丁寧に進めてみてくださいね。

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