イラストレーターで文字にグラデーションをかける方法をお探しですね。
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Illustratorで文字にグラデーションがかからない?原因と解決方法を解説
Illustratorを使っていて、文字を綺麗にグラデーションで彩ろうとしたのになぜか単色のまま変わらない、という経験はありませんか?カラーパネルやスウォッチからグラデーションを選んでも、テキストが黒や単色のままだと焦ってしまいますよね。
この記事では、Illustratorで文字にグラデーションが適用されない原因と、後から文字を修正できる「アピアランス」を使った正しい設定方法を分かりやすく解説します。
なんで文字にグラデーションがかからないの?
Illustratorで文字を入力して、そのままグラデーションをかけようとしても、文字色が単色のまま変わらないんです。
これって実はバグでも不具合でもなくて、Illustratorの仕様なんですね。
普通に入力した文字には、カラーパネルやスウォッチパネルから直接グラデーションを選んでも反映されないようになっています。
初めてIllustratorを使う人の多くが、ここでつまずいてしまいます。
どうしてこんな仕様になっているかというと、Illustratorの文字は「文字情報」としてフォントの種類やサイズを保持しているので、図形と同じような複雑な塗りの処理が最初からはできないようになっているんです。
四角形や円といった図形なら作ってすぐにグラデーションをかけられるんですが、文字だけは特別扱いなんですね。
だから、文字にグラデーションをかけるには、ちょっと違ったやり方が必要になります。
主に「アピアランス機能を使う方法」と「文字をアウトライン化する方法」の2つがあるんですが、基本的には後から修正できるアピアランスを使う方法がおすすめです。
アピアランスを使った文字グラデーションのやり方
文字の内容やフォントを変えられる状態のまま、綺麗にグラデーションをかけるには「アピアランス」パネルを使うのが一番いい方法です。
アピアランスっていうのは、オブジェクトの元の形や性質を変えずに、見た目だけを自由に変更できる便利な機能なんです。
これを使えば、文字をいつでも打ち直せる状態をキープしながら、図形と同じようにグラデーションをかけることができます。
デザインの仕事では、後から「文字の内容を変えてほしい」って言われることがよくあるので、このアピアランスを使ったやり方を覚えておくととても役立ちますよ。
具体的な手順
まず、選択ツール(黒い矢印)を使って、グラデーションをかけたい文字を選びます。
このとき注意してほしいのが、文字ツールで文字の一部をドラッグして選ぶんじゃなくて、必ず「選択ツール」で文字全体を選択するということです。
次に、画面上部のメニューから「ウィンドウ」→「アピアランス」を選んで、アピアランスパネルを表示させます。
パネルが開いたら、下の方にある「新規塗りを追加」っていう四角いアイコンをクリックしてください。
これで、元の文字の設定とは別に、新しい「塗り」が追加されます。
新しく追加された「塗り」が選ばれていることを確認したら、その塗りをグラデーションに変更します。
アピアランスパネル内のカラーピッカーや、グラデーションパネル、スウォッチパネルから好きなグラデーションを選んでください。
これで完成です!文字の内容をいつでも変えられる状態のまま、綺麗なグラデーションがかかります。
さらにグラデーションツールを使えば、グラデーションの角度や色が変わる位置をドラッグ操作で調整することもできますよ。
この手順を一度覚えてしまえば、どんな文字にも応用できるので、デザインの幅がぐっと広がります。
アウトライン化でグラデーションをかけるのはNG?
文字にグラデーションをかけるもう一つの方法として、文字を「アウトライン化」するっていうやり方があります。
アウトライン化っていうのは、文字情報を図形のデータに完全に変えてしまう操作のことです。
文字を選んだ状態で「書式」メニューから「アウトラインを作成」を選ぶと、文字が普通の図形と同じ扱いになるので、アピアランスを使わなくても直接グラデーションをかけられるようになります。
一見すると簡単そうに思えるんですが、実はこの方法にはけっこう大きなデメリットがあります。
一番の問題は、一度アウトライン化してしまうと、もう二度と文字を打ち直すことができなくなるという点です。
たとえば、デザインが完成した後に「誤字を見つけた」「ちょっと言い回しを変えたい」「フォントを変更したい」なんてことになったら、アウトライン化したデータではすぐに対応できません。
最初から文字を入力し直して、もう一度グラデーションをかけ直すという面倒な作業が必要になってしまいます。
それに、アウトライン化した文字にグラデーションをかけると、複数行の文字の場合に色の配置がおかしくなったり、一文字ずつバラバラにグラデーションがかかってしまったりと、思い通りにコントロールしづらくなることもあります。
ロゴマークを作るときみたいに、文字の形そのものを変形・加工したいという特別な目的がない限り、グラデーションをかけるためだけにアウトライン化するのは避けた方がいいですね。
いつでもアピアランスパネルを活用して、修正しやすいデータ作りを心がけましょう。
グラデーションが上手くかからないときのチェックポイント
アピアランスパネルを使って正しい手順でやったはずなのに、なぜかグラデーションが綺麗にかからないってこともあります。
初心者が一番よくやってしまう失敗は、元の文字の色が残ったまま、その上にアピアランスで新しいグラデーションを重ねてしまうことです。
これを「二重塗り」って呼びます。
たとえば元の文字が黒色のままだと、アピアランスで半透明のグラデーションをかけたときに、下の黒色が透けて見えてしまって、思ったような鮮やかな色にならないんです。
文字のフチに元の色がはみ出して見えることもあります。
解決方法
このトラブルを防ぐには、アピアランスで新規塗りを追加する前に、文字本来の塗りと線を「なし」に設定しておくことがすごく大切です。
文字ツールで文字を全選択して、ツールパネルの「塗り」と「線」を両方とも透明(斜め線のアイコン)にしてから、選択ツールに持ち替えてアピアランスの作業を進めるのが正しいやり方です。
グラデーションが上手くかからなくておかしいなと思ったら、以下のポイントを順番にチェックしてみてください。
* 文字ツールで文字を全選択して、ツールパネルの「塗り」と「線」を両方とも「なし」にする
* 選択ツール(黒い矢印)に持ち替えて、文字全体を選び直す
* アピアランスパネルを開いて、元の「文字」の項目に余計な塗りが設定されていないか確認する
* アピアランスパネルの「新規塗りを追加」から、改めてグラデーションを設定し直す
この手順を確認して、元の文字自体の色を完全に透明にしてからアピアランスで色を乗せれば、二重塗りの問題はほぼ確実に解決します。
また、グラデーションの方向や色の広がりがおかしいと感じたら、グラデーションパネルの設定を再確認してみてください。
複数の文字全体にグラデーションをかけたいのか、一文字ずつ別々にかけたいのかによっても、設定の仕方が変わってきます。
アピアランスパネルの仕組みをしっかり理解して、整理しながら作業を進めることで、Illustratorでの文字装飾がよりスムーズにできるようになりますよ。
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