イラストレーターでオブジェクトの扱い方をお探しですね。

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Illustratorでオブジェクトをピッタリ動かす!選択と移動の基本テクニック

Illustratorでデザインを作っていると、「マウスでドラッグしたらちょっとズレちゃった…」「きっちり1ミリ単位で揃えたいのに!」なんて困ったことはありませんか?この記事では、オブジェクトの選び方から、数値を使って正確に動かすコツまで、わかりやすく解説していきます。

この技を覚えれば、デザインの仕上がりがグッと良くなって、作業もずっと楽になりますよ。

初心者の方でも大丈夫なように、基本から順番に説明していきますね。

まずは基本!オブジェクトの選び方をマスターしよう

Illustratorでオブジェクトを思い通りに動かすには、まず「ちゃんと選べること」が何より大切です。

デザインが複雑になってくると、重なったオブジェクトの中から目当てのものだけを選ぶのって意外と難しいんですよね。

基本の「選択ツール」は、オブジェクト全体やグループをまとめて選ぶときに使います。

一方、「ダイレクト選択ツール」は、アンカーポイントやパスの一部分だけを選びたいときに便利です。

この2つのツールをサッと使い分けられるようになると、作業がグンとスピードアップしますよ。

さらに、グループ化されたオブジェクトの中から特定の部分だけを選びたいときに役立つテクニックがあります。

いちいちグループを解除するのは面倒なので、「グループ選択ツール」を使うか、選択ツールでオブジェクトをダブルクリックして「隔離モード」に入るのがおすすめです。

また、オブジェクトが重なっているときに後ろにあるものを選びたい場合は、Windowsなら「Ctrl」、Macなら「Command」キーを押しながらクリックすると、重なりの順番に沿って下のオブジェクトを選べます。

こういった選択のコツを身につけておくと、これから説明する移動の操作もずっとやりやすくなります。

数値で指定してピッタリ動かす2つの方法

選んだオブジェクトを「だいたいこのへん」ではなく、きっちり数値で動かす方法は大きく分けて2つあります。

1つ目は、オブジェクトを選んだ状態で「Enter」キーを押す方法です。

すると「移動」ダイアログが出てきて、横方向や縦方向にどれだけ動かすか数値で入力できます。

たとえば「右に10mm、下に5mm動かしたい」というときは、この画面に数字を入れるだけでズレなくピッタリ配置できるんです。

しかも「コピー」ボタンを押せば、動かしながら複製もできるので、等間隔に並べたいときにとても便利ですよ。

2つ目は、「変形パネル」や「プロパティパネル」のX座標とY座標の数値を直接書き換える方法です。

さっきの移動ダイアログが「今の位置からどれだけ動かすか」を指定するのに対して、こちらは「アートボード上のどこに置くか」を決めるときに使います。

変形パネルでは、オブジェクトのどこを基準にするか(左上、真ん中、右下など)を選んでから数値を入力します。

たとえば、名刺の左上ピッタリにロゴを置きたいときは、基準点を左上にして、XとYに「0」と入力すれば一発で左上に配置できます。

この2つの方法を使い分けると、きれいなレイアウトが簡単に作れるようになります。

矢印キーで微調整!環境設定を味方につけよう

数値入力に加えて、作業効率をグッと上げてくれるのが「矢印キー」を使った微調整です。

オブジェクトを選んだ状態で矢印キーを押すと、設定された距離だけオブジェクトが動きます。

この移動距離は、メニューの「環境設定」から「一般」を開いて、「キー入力」という項目で自由に変えられます。

最初は1pxとか0.3528mmとか中途半端な数値になっていることが多いんですが、これを「1mm」や「0.1mm」みたいなキリのいい数字に変えておくと、矢印キーを1回押すたびにわかりやすい単位でピッタリ動かせるようになります。

さらに便利なのが、「Shift」キーとの組み合わせワザです。

Shiftキーを押しながら矢印キーを押すと、設定した数値の「10倍」の距離を一気に動かせるんです。

たとえば、キー入力を「1mm」に設定しておけば、普通の矢印キーで1mmずつ細かく調整して、大きく動かしたいときはShiftキーと一緒に押して10mmずつドーンと動かす、という使い分けができます。

マウスでドラッグするのは直感的で楽なんですが、手がブレてちょっとズレちゃうことも多いんですよね。

プロのデザイナーほど、この「環境設定で数値を決めた矢印キー移動」をよく使って、正確なデザインを作っているんですよ。

よくあるトラブルと解決のヒント

数値でオブジェクトを動かそうとしたときに、初心者がよくハマるのが「入力した数値通りに動かなくて、変な端数が出ちゃう」という問題です。

これは「ピクセルグリッドにスナップ」という機能が勝手にオンになっていることが原因の場合が多いんです。

この機能がオンだと、オブジェクトが強制的にピクセルの整数座標に吸い付いちゃうので、ミリ単位で細かく指定した数値が無視されてしまうんですね。

これを直すには、表示メニューやプロパティパネルから「ピクセルにスナップ」のチェックを外せばOKです。

そうすれば、入力した数値通りに自由に動かせるようになります。

もう1つよくあるのが、オブジェクトの「線の位置」や「アピアランス効果」のせいで、見た目の位置と数値データがズレちゃうケースです。

たとえば、太い枠線を設定しているとき、変形パネルの数値は初期設定だと「パスの中心」を基準に計算されるので、線の太さの分だけ見た目がズレて見えることがあります。

これを防ぐには、変形パネルのメニューから「プレビュー境界を使用」にチェックを入れるといいですよ。

* 線の太さも含めた実際の見た目サイズで位置を計算できる
* ドロップシャドウなどの効果も含めた範囲で数値指定できる
* 他のオブジェクトとピッタリ揃えたいときに見た目のズレが出ない

このように、Illustratorがどこを基準にして数値を計算しているのかを理解して、状況に合わせて設定を切り替えることが、トラブルを防いで思い通りのレイアウトを作るための大事なポイントなんです。

ちょっとした設定の違いで作業がずっと楽になるので、ぜひ試してみてくださいね。

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