イラストレーターでQRコードの作成方法をお探しですね。

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IllustratorでQRコードを作る時に知っておきたいこと

名刺やチラシを作る時、「このQRコード、もうちょっとデザインに合う色にできないかな?」とか「配置したら読み取れなくなった…」なんて経験、ありませんか?実はIllustratorでQRコードを扱う時には、ちょっとしたコツがあるんです。

今回は、QRコードの作り方から色の変え方、そして「読み取れない!」を防ぐポイントまで、わかりやすく解説していきます。

まずはQRコードを準備しよう

実は、Illustrator単体ではQRコードを作る機能がついていません。

なので、まずは無料のWebサービスやプラグインを使ってQRコードを作る必要があります。

ここで大事なのが、**どんな形式で保存するか**という点です。

JPEGやPNGといった普通の画像形式で保存してしまうと、Illustratorで拡大した時に画質が荒れてしまったり、後から色を変えるのが難しくなったりします。

Illustratorで使うなら、**EPSかSVGというベクター形式**で保存できるサイトを選びましょう。

ベクター形式なら、どれだけ拡大しても画質が劣化しないので安心です。

QRコードが用意できたら、Illustratorに取り込みます。

メニューの「ファイル」から「配置」を選んで、さっき作ったQRコードを選択してください。

配置した後は、「埋め込み」をしておくのがおすすめです。

埋め込みをしておけば、元のファイルを移動したり削除したりしても、Illustratorのファイルの中にデータがちゃんと残るので、後で「QRコードが消えちゃった!」なんてトラブルを防げます。

サイズ調整も忘れずに。

スマホでちゃんと読み取れるQRコードの大きさは、印刷物なら**だいたい15mm×15mm以上**が目安です。

これより小さいと、スマホによっては読み取りにくくなってしまいます。

拡大縮小する時は、**Shiftキーを押しながら**四隅をドラッグすると、縦横の比率を崩さずにサイズ変更できますよ。

QRコードの色を変えてみよう

ベクター形式でQRコードを配置できれば、色を自由に変えられます。

まずは選択ツールでQRコード全体をクリック。

もしグループ化されていて触れない時は、右クリックから「グループ解除」を選ぶか、ダイレクト選択ツールを使ってみてください。

色の変え方は2つあります。

簡単なのは、**スウォッチパネルやカラーパネルから好きな色をクリックする**方法。

もっと細かく調整したい時は、メニューの「編集」→「カラーを編集」→「オブジェクトの再配色」を使うと便利です。

この機能なら、色がどう変わるか見ながら調整できます。

ただし、色を変える時に一番大切なのは**「読み取りやすさ」を守ること**。

QRコードは、背景の色とQRコード本体の色の明暗の差(コントラスト)で情報を読み取っています。

なので、この3つのルールは必ず守ってください:

– **背景は薄く、QRコードは濃く**(はっきりした明暗差をつける)
– **黄色や薄いピンクなど明るすぎる色はQRコードに使わない**
– **背景を暗くしてQRコードを白抜きにする「反転」は避ける**(読み取れない機種があります)

おしゃれさも大事ですが、読み取れなかったら意味がないので、このバランスは意識しておきましょう。

読み取りエラーを防ぐポイント

せっかくきれいに作っても、実際に読み取れなかったら台無しですよね。

読み取りエラーの原因で一番多いのが、**「余白(クワイエットゾーン)」の不足**です。

QRコードの周りには、コードの範囲を認識させるための余白が必要です。

目安は、QRコードの最小マス(セル)の**4つ分以上の余白**を上下左右に確保すること。

デザイン的に他の文字や図形を近づけたくなる気持ちはわかりますが、この余白に何か入り込むと、カメラがQRコードの端を認識できなくなってしまいます。

また、QRコードの真ん中にロゴを重ねるデザインも人気ですが、これも注意が必要です。

QRコードには「誤り訂正機能」という便利な機能があって、データの一部が隠れていても復元できるようになっています。

ただし、復元できるのは**最大で全体の約30%まで**。

それを超えたり、四隅の大きな四角(切り出しシンボル)を隠したりすると、読み取れなくなります。

ロゴを重ねたい時は、QRコードを作る時に誤り訂正レベルを「高(H)」に設定して、配置後には必ず**複数のスマホで読み取りテスト**をしてください。

他にも気をつけたいのがこんなポイント:

– **縦横比を崩さない**(Shiftキーを押し忘れると歪んで読めなくなります)
– **影やぼかしなどの効果はかけない**(境界がぼやけて認識されません)
– **過度な変形は避ける**(QRコードは精密な図形なので、装飾しすぎは禁物)

印刷する時の落とし穴に注意

画面上では読み取れても、印刷したら読めなくなった…というトラブルもよくあります。

原因の多くは、**「黒」の設定ミス**です。

印刷用のデータは「CMYKカラー」で作るのが基本ですが、WebからダウンロードしたQRコードをそのまま使うと、RGBカラーのままだったり、CMYK全部の色が混ざった「リッチブラック」になっていたりします。

リッチブラックで小さなQRコードを印刷すると、印刷機のわずかなズレで色がにじんで、細かいマスが潰れてしまうことがあるんです。

これを防ぐには、QRコードの黒い部分を**「スミベタ(K100%のみ)」に設定**し直しましょう。

スミベタというのは、黒インクだけを使う設定のこと。

細かいパターンを印刷する時の基本ルールです。

設定方法は簡単:

1. QRコードを選択してカラーパネルを開く
2. C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を全部0%にする
3. K(ブラック)だけを100%にする

これで、くっきりシャープなQRコードが印刷できます。

特に名刺みたいに小さく印刷する時は、この設定が読み取り精度を大きく左右します。

最後に、印刷会社に入稿する前には、**必ずスマホのカメラで最終確認**をしてください。

パソコンの画面にQRコードを表示させて、iPhoneとAndroidの両方でちゃんと認識されるかチェックしましょう。

すぐに認識されればOKですが、角度を変えたりしないと読めない場合は、印刷後はもっと読みにくくなる可能性が高いです。

色、余白、サイズ、K100%の設定…一つひとつ確認すれば、確実に読み取れるQRコードが作れます。

この記事を参考に、デザイン性と機能性を両立した素敵なQRコードを作ってみてくださいね!

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